
TRカリキュラム
<ユニコジュニア指導2025秋>
☆基礎技術を明確化
日本サッカー界の従来のサッカースクールでは、受け身にさせてしまう「パッケージ型」の指導が散見される。(義務教育も受け身にさせている一因??)
それにならない様にしたい。
ポイントは
・ボールタッチ基礎=ルックアラウンドのためのボールコントロールと定義する。
・中心視野でボールを注視して行うのはU8まで。3年生から中間視野の獲得をするための練習も盛り込んでいく。
☆「脱パッケージ」
各選手が同じ技しか使わないチームはまさにパッケージ指導。
それはある種「台本のある戦い」という構造に陥っている。サッカー戦術の全体像を考えていないドリブルスクールがまさにこれ。スポーツは筋書きのないドラマ。台本がないのでスポーツ特性において必要になる力は「対処力」。
気づきや自発性の必要なオーガナイズ作成によってだんだんと体験学習させていく仕組みを狙って現象を起こしたい。(このカテゴリーは人間の思考パターンなどを踏まえて解説が必要なので今回は割愛する。)
☆「ユニコの現状2025」
4月から新任である大島が各カテゴリーを見て回りました。
U10以上は戦術訓練をさせるトレが主であったが、プレイヤーの戦術実行力不足で中ば習得不全になっている。技術なき戦術は成り立たない。例:いつまでもトーキックしかできない、いつまでもアウトサイドタッチができない。
素晴らしいことを目指していつまでもできないより、簡単なことを確実に習得し前に進んでいる実感を生徒に抱いてもらってより自己効力感を得てよりレッスンや競技に前のめりになってもらう。(それは結果的に現場雰囲気づくりも兼ねる。)
8月までの練習を段階で切り分けて見たときに以下のように分類され、
1,ボールをしっかり見て正確にコントロール
2,キック・タッチ動作の習得(指導者は牽引)
3,中間視野やルックアラウンドできる
4,1-1での対処ができる
5,自分以外の事象によって戦術を選べる
6,自分以外の事象によって戦術を選べ、正確に行うことができ始める
上記でいうところの2、3が主体性乏しい子に不足していて、ゆるゆるプレッシャーでしかできないので対外試合になると途端に何もできなくなる。
以後上記の間のスキル(遂行能力)を練習に落とし込む。 我々の仕事はプレッシャーの中で認知・決断・実行できるに必要なスキルを習得してもらうことが最低限です。
コーチ間で該当スキルの掘り下げを行っていきます。
このように基礎技術を確実に底上げすることにより年代によるタレントの偏りで運任せな育成からボトムアップできるので指導も手ごたえが得られ、団体そのものに勢いが出るのです。
<各カテゴリー内容>
U8 ー そのまま
U10 ー ボールコントロール+ルックアラウンド
U12 ー 戦術実行(遂行能力+判断)ベースアップ ー イメージとしては、その生徒の学年で習得済みにしておいてほしいことに不安がある子、途中入会の子に向けてU8スキルのおさらい。運動能力補助。止まったボールでの基本キック動作習得・レクチャー、それを阻害するバランスの能力や片足立ち筋力の補助、動体視力改善のキャッチボール
U15ーパワーアップ、実行スピードアップ(思考、コレクティブ、ボール技術の洗練)、妨害を受けた時の対処スキル習得
